歯内療法
歯内療法
歯内療法とは
むし歯が歯髄に達している場合、歯髄が壊死している場合、根の先が膿んでいる場合などは根管治療(根の中を綺麗にする治療)を行っていきます.必要に応じてCT撮影を行い、状態の把握を行います.
実際の治療の流れ
ラバーダム
根管内を清潔な状態を保つため、安全に治療を行うためにラバーダムを行います.薬液の漏れ、器具の落下や誤嚥のリスク、根管内の汚染のリスクを防ぐためにはラバーダムが必須です.世界的にはほとんど全てのケースでラバーダムが行われているのにも関わらず,日本では10-15%ほどしか使用されていないのが現状です.
なべしま歯科医院では、医学的に正しい治療をするために全てのケースでラバーダムを用いた根管治療を行っております.
根管治療
根管内をファイルと呼ばれる滅菌した金属製のブラシや洗浄剤、消毒薬を用いて生体が許容できる綺麗な状態を作ります.古い充填物や感染源を除去し、根管内を全て綺麗な状態にするためには複数回の治療が必要になる場合があります.
根管充填
根の中が綺麗になったら,ガッタパーチャというお薬を根の中に充填します.
経過観察
治療前後および経過観察でレントゲン写真撮影を行います.順調に治癒している場合は4〜6ヶ月程度で根の先に骨ができてくることが確認できる場合が多いです.
歯内療法後の治療
根管充填後は土台を作り,間接法修復を行うことで機能する歯の形を作ります.